PPE(個人用保護具)の管理と点検について パート2 用具へのマーキングについて

PPE(個人用保護具)の管理と点検について パート2 用具へのマーキングについて

ロープアクセス用ハーネス/組合わせ商品の値下げ情報!! 読む PPE(個人用保護具)の管理と点検について パート2 用具へのマーキングについて 1 分

Fオンラインストア管理人のKENです。

パート1に続きPPEの点検をテーマにお話しをしていきます。

先のパート1では用具の管理についてと個体識別番号の読み取りについて書きました。

パート2では実際に管理するにあたり、各用具で「集中点検」が確実に行われているかを表示(以下、マーキング)する事の重要性とマーキング方法の例をご紹介していきます。

これはあくまで当社が行っているマーキング方法であるため、読者の皆様がそれぞれに適した方法で実施頂いても構いません。

【マーキングの際の重要なポイント】

  1. マーキングで用具を「損傷させたり」、「強度低下を起こしてしまう」方法は避けなくてはなりません。
  2. 使用時に用具の機能を阻害する場所へのマーキングは安全上問題ありますので、注意が必要です。


用具の強度低下を起こしてしまう例としては下記の様なものを上げられます。

  1. ロープ外皮やスリングに油性マジックなどで直接文字などを書く
  2. カラビナ等の金属製品に刻印を行う


  

【各用具のマーキングの方法と例】

マーキングには大きく2つの目的があります。

  1. 任意のID番号の付与及び個体識別番号喪失時のバックアップ
  2. 点検済である事の表示
1.任意のID番号の付与及び個体識別番号喪失時のバックアップ

ロープなどは購入時両側の端末に、個体識別用のラベルが貼付されていますが、用途に合わせてロープをカットした場合など、個体の識別が出来なくなってしまいます。金属製品では印字されている識別番号が使用時に擦れたりすると徐々に印字が消えていってしまいます。

このような場合は任意でID番号を作るなどして記載をして、各用具の管理所法を追跡出来る様にする事が重要です。

【ID番号付与の例】

 (1)ロープへのマーキング

ロープ端末にマーキングが消えないように社内IDを記載する。メーカーが販売している専用シールなどを利用する場合もあります。

 

 

 (2)カラビナ等の金属製品へのマーキング

刻印はNGですが、彫刻用の電動ペンなどで微細な文字を記入することは今日されます。しかし、深く削り過ぎるなどで強度低下が起こらないよう注意が必要です。

 

 (3)スリングなどの繊維製品等へのマーキング

ラベル用のケーブル等を使用しマーキングします。ただし、道具の使用時に機能を阻害する場所(引っ掛かりや巻き込み)に取付けないよう注意が必要です。

 

2.点検済である事の表示

管理シートでいつ集中点検を行ったかが追跡出来ることは重要ですが、各用具側でも直近で実施した点検をパス出来ている用具なのか確認を取れることは重要です。

仮に集中点検時に倉庫から現場作業に持ち出してしまっている用具等は倉庫に戻ってきた際に集中点検を行う必要がありますが、用具に点検済のマーキングをしていないと、「点検済」の用具と「未点検」の用具が混じってしまい、点検が漏れていることを認識する事が難しくなります。

当社では6ヶ月毎の点検完了を表示するため4色をローテンションで使用しマーキングをしています。

例えば、直近の点検をパスしている用具には「緑色」を付けている場合、違う色のマーキングがされている用具は点検が完了出来ていないことを示しています。

仮に現場作業で持ち混んだ用具に未点検の道具が見つかれば、一時的に隔離をして倉庫に持ち帰り次第「集中点検」を行う事が出来ます。

【マーキングの記入例】

   

 

今回は各用具へのマーキングについて書いて参りました。

安全性が高い用具をいくつも取り揃えても、消費者の手元に届いてからの管理を怠ると事故に繋がります。

私自身も建築現場等で作業を行いますが、周りの作業者の方のハーネスやランヤードなどを見る限り、とても点検を行っていると思えない状況です。

全ての作業者には作業開始前点検は義務づけられていますが、実行に移されてはいないし、ましてや1年に1回の集中点検などでの用具の管理も出来て以内のだと感じる日々です。

是非このブログを読んで頂いた方は、小さな1歩を踏み出して頂きたく思います。

次回、パート3は用具の耐用年数などをテーマにしたいと思います。

それではまた次回のブログでお会い致しましょう!

御安全に!!

※注:なお、点検方法や用具の保護については各メーカーのサイトなどで確認をして下さい。