ペツルアブソービカYを正しく使用する為のおすすめの組合わせと注意点

2022年3月21日

Fオンラインストア管理者のKENです。

今回はPetzl ABSORBICA-Y（ペツルアブソービカY）を正しく使用する為に必要な組合わせをご紹介していきます。

ペツルアブソービカY　80cm及び150cm

ペツルアブソービカYはランヤード部分のみの商品となります。ランヤード先端のフック等のコネクターは別売りとなります。MGOオープン60やイージーフック、カラビナなどを2個が必要です。加えてハーネス側に接続するためのコネクターも必要です。

ペツル商品だけでなく、他メーカーの「フォールアレストランヤード」を墜落制止用器具適合商品として購入する場合、ショックアブソーバー付きランヤードとコネクターは同じメーカーの製品（メーカーが指定する商品）で揃える必要があります。

例えば、ペツル（株式会社アルテリア）のホームページでは「アブソービカY」の製品紹介の一文に下記の文面があります。

※ 「墜落制止用器具の規格」（第２種ショックアブソーバ）に適合しています。同規格には、EN362適合のペツル製コネクターとの組み合わせで適合しています。

下記はペツル社に限らず、CAMP Safetyやシンギングロックなどその他のメーカーも同様です。パーツを組合わせ墜落制止用器具適合のランヤードを使用する場合は同一メーカーのコネクターを組合わせで使用する必要があります。

この組み合わせは作業シーンにより、ランヤードをハーネスから取り外す事が想定される場合に適した組合わせです。

※コネクターの反転を防止する為のアクセサリーストリングはアブソービカYに標準でついています。

※キャプティブをご希望の方は別売り商品のキャプティブの購入が必要です。

この組み合わせは、ニュートンやボルトなどのフォールアレスト用ハーネスと組合わせる場合におすすめです。

スイベルオープンを使用する事で作業中に発生するランヤードの捻れ解消しやすくなります。

この組み合わせは、作業中にフックの取り外し回数が多く、ランヤード自体をハーネスから外す可能性がある方へおすすめの組合わせです。

マイクロスイベルを使用する事で作業中に発生するランヤードの捻れ解消しやすくなります。

上記の様な組み合わせは数多くあります。自身の作業内容に合わせた組み合わせを選択することで、作業性・安全性を向上させる事が出来ます。

フックが入らない太い梁等に回し掛けをする場合は「アブソービカY」と「リングオープン」を組合わせるか「アブソービカYタイバック」を使用する事で対応可能となります。

しかし、回し掛けはコネクター及びランヤードが構造物への接触する為、適正な用具の使用方法及び選定が必要となる作業方法です。

メーカーの技術情報等で使用方法等についてはご確認下さい。

以上、「ペツルアブソービカY」を安全に使用する為の組合わせに関するご紹介でした。参考にして頂ければと思います。